
田光
酒造好適米を100%使用し槽搾りした純米酒を「田光(たびか)」、その他を「早春」と2ブランドに区別している。「田光」は特約店限定流通酒。華やかな香りと力強い旨味がインパクトを残しながらも、どこか柔らかさを感じるのは、酒造りのための仕込み水に、鈴鹿山脈の霊峰・釈迦ヶ岳から湧き出る雪解け水を使用しているためかもしれない。開栓した翌日以降、角がとれてさらにまろやかになっていく味わいを日ごとに楽しむこともできる。 杜氏を務めるのはまだ30代の専務・早川俊人さん。東京農業大学醸造学部を卒業後「上喜元」を醸す酒田酒造(山形)の社長兼杜氏・佐藤正一さんに師事し、高温糖化酒母づくりをはじめとした酒造り全般について学び、2008年に実家である早川酒造に戻った。『米は手で洗い、酒は袋で搾る』という手作りの酒をモットーに、家族3人のみで作業する小規模の蔵ながらも、備前雄町、赤磐雄町、山田錦、三重県産・雄町、五百万石、美山錦、神の穂、雄山錦と幅広い種類の米を使用するのも特色の一つだ。




