
三千盛
岐阜県多治見市に蔵を構える三千盛の代表銘柄。江戸時代中期の安永年間(1772~1781年)の創業で、旧尾張藩に所在したため当初は「尾張屋」と称した。○に尾の字のマークから「マルヲ」と呼ばれ、「金マルヲ」「銀マルヲ」「炭マルヲ」の銘柄で親しまれた。明治末期に「金マルヲ」改め「黄金」となり、昭和の初めに上級酒のみを「三千盛」と銘打って、現在の「三千盛」ブランドが確立された。「三千盛特級酒」として発売されたのは、精米歩合50%で醸された日本酒度+10の酒。その頃では大変珍しいスッキリとした辛口の酒であった。 以来、辛口ひとすじ、水のように抵抗なく飲めてしかも日本酒独特の旨さがあり、酔い覚めのいい酒を造りの信条としている。シリーズの最高峰は「三千盛まる尾」。精米歩合40%まで磨き上げた兵庫県産「山田錦」を100%使い、洗練された吟醸香と広がる優しい旨みが特徴。軽く酸味を伴った爽やかな切れ味、上品な余韻は、食中酒にふさわしく広く和洋食に合う。

