
磯自慢
海鮮の町・焼津で天保元年(1830)創業。舌の肥えた漁師や料理人に愛される質の高い地酒として歴史を積み重ね、静岡県の多くの酒蔵が県外大手の下請けで生計を立てていた時代も『磯自慢』ブランドを堅守。平成20年(2008)「北海道洞爺湖サミット」晩餐会乾杯酒に選ばれて、国内外にファンが増幅した。 蔵元の寺岡洋司氏は自ら全館冷房ステンレス造りの蔵や、‟静岡吟醸”と称されるきれいでまるく軽快な酒質に必須とされる高性能洗米機を考案・設計。特A地域に指定されている、兵庫県加東市東条産「山田錦」を地区単位で買い付けるなど、品質向上のための酒蔵経営に注力。酒どころのイメージがなかった静岡県の吟醸酒を、一気にメジャーに押し上げる原動力となった。 平成9年(1997)から杜氏を務め、現代の名工にも選ばれた多田信男氏(南部杜氏)は、次世代の技能者育成に尽力している。
