
立山
鮎が生息している風光明媚な庄川エリアに酒蔵が建つ、立山酒造の創業は文政13年創業。日本三名山の一つ立山連峰にちなんだ銘柄「立山」は、県内で圧倒的な消費量を誇る、名実ともに富山を代表する地酒だ。 庄川水域の地の利を生かした清らかな仕込み水を使い、ふくよかな旨みがありながらも後味が軽めな酒質が特徴。とりわけ日本酒歴が長い熟練の飲み手にファンが多く、彼ら彼女らのような愛好家が挙げる辛口酒といえば、よく耳にするのが「立山」である。際立った個性や華やかさはないが、魚介類や野菜、肉など合わせる素材を選ばないオールラウンドな酒質が魅力だろう。飲むならば冷酒よりも常温あるいは燗酒がおすすめ。つまみと共に飲めば飲むほど体になじみ、気がつけばおかわりが止まらなくなる“長っ尻”の酒である。 近年は、「立山」の印象的なシンボルだったレトロなラベルを一新し、従来の銘柄の筆跡を生かしたスタイリッシュなデザインへ様変わり。酒の味も心なしか全体的に軽くなり、より辛口へと進化させている。熟練の飲み手だけではない、新たな飲んべえファンの獲得に期待がかかる。



