
信州亀齢
創業1665年。信州街道の宿場町として栄えた長野県上田市に酒蔵があり、街のシンボルとして地元民に長く愛されてきた銘柄だ。2003年から岡崎家の三女である岡崎美都里さんが杜氏を務めているが、2013年以降は夫であり現在は代表(蔵元)を務める謙一さんが酒造りと蔵の経営に加わり、販路を地元だけではなく東京へ広げるためにラベルや酒質を一新する。 岡崎夫婦が好きだという華やかで甘みがリッチな「一杯で美味しいと満足できる酒」を追求。麹造りやもろみ管理など酒造りの見直しだけではなく、麹室の改装や冷蔵庫を導入するなどの設備投資も積極的に行い、もともとの落ち着いた地味な酒質からフレッシュで香りが豊かな酒に変貌を遂げた。 それとともに東京を中心にファンが急増し、ひと口で記憶に残る酒として日本酒界で評判が広まる。現在は10年前の30石から500石まで増産できるまでになったが、いまや日本酒愛好家からは引く手数多の存在。一度は飲んでみたい入手困難な銘柄として知られるまでに成長した。

