
菅名岳
菅名岳は五泉市に位置する山の名。ここを源流とする名水で酒を造ろうと、蔵元と酒販店グループ「越後泉山会」の熱意によって生まれた酒である。山の中腹に湧き出る「胴腹(どっぱら)清水」で仕込んだ酒は、清らかな水質を反映し透明感のあるやわらかな飲み口が特徴である。 特筆すべき取り組みとして行なわれているのが「寒九の水汲み」だ。寒の入りから9日目に汲んだ水が最も澄んでいるという言い伝えから、雪深いこの時期にわざわざ水を汲みに行く。平成4年(1992年)に酒蔵の社員と酒販店だけで始まったが、いまでは200名から300名が集まってくるという。往復3時間の雪道を、男性は20㎏、女性は10㎏の水の入ったポリタンクを担ぎ、持ち帰った水で酒を仕込むのである。 なお旧来の銘柄として「酔星(よいぼし)」があり、特定名称酒は「越乃鹿六(かろく)」のブランドでも出荷している。



