
〆張鶴
全製品に共通するのは、すっきりとしたきれいな口あたり。これに続くきりっと引き締まった飲み口は、「淡麗辛口」と称される越後酒のスタイルを映し出している。透明感のある酒質は北国の酒のアイデンティティーだが、ほんのりとした旨味も後に引くところは、軟水の仕込み水と全体に精米歩合が高いことにも関係している。銘柄どおり鶴の麗姿を思わせるような、気品を備えた酒である。 数多の銘酒が並ぶ新潟にあっても銘酒として知られてきたのは、吟醸酒の技術力が高く鑑評会での優秀な成績にある。またベストセラーともいえる純米吟醸「純」は昭和40年代に発売を開始。「本醸造・月」等のレギュラー製品だけでなく、いち早く吟醸酒、純米酒の市販化に取り組んできたことも大きい。 酒蔵のある村上市は、新潟県最北に位置する鮭で有名な町。何通りもの食べ方があるという鮭を用いた料理をはじめ、魚介類全般に合うのはいうまでもない。

