
尾瀬の雪どけ
戦国末期の慶長2年(1597)、毛塚大膳守が刀を捨てて酒造りを始めたのが創業といわれ、館林の地で尾瀬の雪どけが滞積してできた、名水「龍神の井戸」の上に土蔵酒蔵を造ったと伝わる。 かつては社名と同じ「龍神」の銘柄だったが、平成年間に入り、代表銘柄は『尾瀬の雪どけ』に変わった。市販酒の平均精米歩合が49%と、純米大吟醸規格(精米歩合50%)で造られ、コストパフォーマンスの高さで定評がある。自社精米、サーマルタンク保有数、火入れ用プレート式ヒーターの導入と群馬県内の蔵では屈指の設備を誇り、その一方で、全量手洗いによる洗米工程や、山田錦をはじめ雄町、五百万石、愛山、きたしずく、彗星など、酒米ごとに工程を変えて醸造する。 きめ細やかな南部流吟醸造りを会得した杜氏と若手社員蔵人の手でコスパの高さを再現し続け、米本来の旨味を味わえる芳醇旨口タイプの酒質を目指している。

