
鳳凰美田
明治5年(1872)、栃木の日光例幣使街道沿いで創業。日光山系の豊富な地下水や、雄大な自然の恩恵を受け、150年余、酒造の伝統を守り続ける。酒銘は創業当初に製造・販売していた銘柄『鳳凰』に、良質な米の産地であり酒蔵がある地域『美田(みた)』を組み合わ せて命名した。1990年からは地元契約農家の有機栽培米を導入。全量、槽搾り・しずく搾りで上槽し、大吟醸並の香味をキープさせている。フルーティーな香りを伴った洗練された酒質で、一躍人気銘柄の仲間入りを果たしているが、その背景には東京農業大学醸造学科出身の小林正樹社長、岩手県の工業技術センターで酒造の指導にあたっていた奥様の真由美さんによる、確かな技術力がある。 手間を厭わない伝統的な日本酒造りの傍ら、ワイン酵母仕込みの日本酒や、鳳凰美田果実酒シリーズにとして、「鳳凰美田 いちご」「鳳凰美田 完熟梅酒」「芳醇杏酒」「完熟もも」など、栃木県産果物を使った日本酒ベースの果実酒を多く手掛ける。地域の一次産業の担い手を守り、一蓮托生で事業継承していく、という蔵の姿勢の現れでもある。

