
飛露喜
福島県会津坂下町、越後街道沿いで江戸後期、文化文政年間(1804~1830)に創業。古くから「泉川」の銘柄で親しまれたが、9代目廣木健司氏が1999年、32歳の時に発表した新ブランド「飛露喜」は、“喜びの露が飛び散る”の酒銘にふさわしく、当時は市場に出ることがほとんどなかった「無濾過生原酒」仕様で、このカテゴリーのブームを引き起こすパイオニア的な存在となった。 健司氏が家業に入って2年後に杜氏が引退し、翌年父親も急逝。廃業を覚悟して酒蔵の伝統を映像に残そうとテレビ取材を受けたところ、東京の地酒専門店の目に留まったのが再起のきっかけだったという。 その後、出荷時期が限定される生原酒のみならず、定番となる火入れ酒の品質向上をめざして原料処理の設備刷新をはかり、甘み、旨み、香りが三位一体となったオールマイティな酒を実現。どんな食事とも相性がよく、飲み飽きしない王道の酒質を追求し続ける。

