
上喜元
日本海に面した山形県酒田市で、昭和21年(1946)、『男山』『養老』『藤屋』『千里井(ちさとい)』『玉の川』の5蔵が合併して発足、主体となった橋本酒造が現在の母屋になっている。 鳥海山系の伏流水を使用し、「酒は、米の個性をうまく引き出してあげることで上質な味へと変貌を遂げるもの」をモットーに、多品種の酒米を使いこなす。地元山形産の「美山錦」「出羽燦々」「山形酒4号」のほか、「山田錦」「五百万石」「雄町」「玉栄」「こいおまち」「夢錦」等を、吟醸・純米吟醸クラス中心に、生酛造りにも注力。米ごとに精米歩合や酵母を変え、熟成具合を計って出荷時期を決める。 さまざまな酵母も多用し、独自の培養設備も整え、自社酵母の開発にも取り組む。研究熱心な蔵元杜氏佐藤正一氏の探究心は、多くの酒造家から尊敬と信頼を集めている。




