
七田
『天山』『岩の蔵』の酒銘で知られる天山酒造。江戸期には水車業を営んでおり、米や小麦の製粉技術をもっていたことから製麺業も手がけ、明治初期に廃業した近隣の酒蔵を引き継いで酒造業を始めた。蔵は佐賀県小城市、筑紫山系天山から流れる祇園川のほとりにあり、同川の「清水の滝」は源氏ホタルの郷として名水百選にも選ばれている。湧水は鉄分がなく、カルシウムやマグネシウムなどミネラル分を多く含んだ中硬水。これをベースに地元小城産の米の旨味を活かした純米酒を造ろうと、6代目七田謙介氏が蔵元姓を銘柄に据えて、2001年に発売したのが『七田』である。 穏やかで気品ある香りと、米の旨味と酸味のバランスがとれた味わいが特徴で、口に含んだ瞬間のインパクトがあり、米の旨味を感じつつ2杯目も思わず飲みたくなるような、キレのよい純米酒をめざしている。 販売する酒販店が限られる限定流通商品だが、多くの居酒屋で定番商品となっているほか、はっきりした香味の特徴から海外各地でも人気を博している。









