
亀泉
明治30年(1897)、自然豊かな土佐出間の波介山の麓で、日本酒好きの有志11人が集まって創業した。江戸時代から枯渇することなく湧き出る「万年の泉」は、清流仁淀川水系の軟水で、ほのかな甘味がある。この水質を活かした優しい味わいの酒質を守り継いできた。酒銘『亀泉』も万年(亀)の水(泉)を意味する。 原料米は高知県の酒造好適米「吟の夢」「風鳴子」「土佐錦」を、酵母は平成25年(2013)に高知県工業技術センターで開発された「CEL-24」はじめ、「CEL-19」「AC-95」「AA-41」を積極的に使用。中でも吟醸酒特有の香気成分を生成する「CEL-24」を、そのまま酒銘にした純米吟醸酒は、パイナップルやメロンのようなフレッシュな香りが広がる。スペックのみを記した手書きのようなシンプルなラベルは、華やかな酒質とのギャップがある意外性も評判となり、今では「CEL-24」の代名詞とも言える、この蔵を代表する看板商品になった。 純米大吟醸『酒家長春萬壽亀泉』も華やかな香りと旨味を上品にまとめた逸品。近年ではリキュールや微発泡の日本酒にも力を入れている。
