
出雲富士
縁結びで有名な出雲大社のお膝元で神々に守られている出雲平野の中心にある酒蔵。日本海と中国山脈に挟まれ、海のもの、山のもの、野のもの、と四季折々の食材があふれる食の宝庫といえる地域だ。人と人、食と人の良き縁を結ぶ出雲の地酒として続いてきた。「酒造りの細部に神様は宿る」をモットーに、全量「和釜蒸し、手づくり麹、木槽搾り」で手間ひまかけた酒づくりを行なう。蔵元である今岡稔晶さんが、東京農業大学醸造化学科で学び、修業を積んだのちに帰郷し杜氏に就任。大きなコンセプトや手造りは変えないものの、手に取りやすいおしゃれなラベルに採用し、より口当たり柔らかで飲みやすい味わいにするなど、ブラッシュアップを続け、首都圏でも評判を呼んでいる。 地元農家とともに島根の酒米「佐香錦」をはじめ減農薬、減化学肥料での酒米造りを行なう。米を知ることでよりうまい酒を造り出すだけでなく、地元の田んぼの保存も目的としている。フレッシュで香り豊かな氷温管理する酒と、20℃貯蔵をし熟成感も持ち味にするどっしりとふくらみのある穏やかな酒とを造り分けする。どちらも後味の余韻は優しく、多様化した食生活のなかで支持されている。


