
賀茂金秀
安定感のある確かな品質で人気の「賀茂金秀」を確立したのは、5代目の蔵元杜氏・金光秀起さんだ。明治13年(1880)創業の金光酒造は、かつて「賀茂の露」「鬼酔」のほか、現在も地元酒として流通している「桜吹雪」などを造り、問屋での取引をメインにしていたが、「感動を呼ぶうまい酒を造りたい」と蔵を継いだ5代目が一念発起。平成15年(2003)に新ブランド「賀茂金秀」を立ち上げ、地元だけではなく信頼ができる全国の酒販店へ販売を展開する。 この酒はとにかく鮮度がいいのが特徴だろう。「質の高い酒を追求していったらガスが残った」と5代目がいう通り、どのラインナップも口開けはピチピチとしたフレッシュな口当たりが魅力。近年は意図的に発泡をもたせたような日本酒がふえているが、「賀茂金秀」のガス感は自然に発生したものだけありナチュラルな飲み心地がいい。時間が経つと米のきれいな甘みが出てくるが、ガス感がある日本酒特有の味ダレがなく、飲み頃が長いのも嬉しい。時間をかけて飲むほどに酒質の高さを実感する銘柄である。


