
亀齢
広島県東広島市の西条は、東の酒都灘・伏見とともに西の酒都と言われる町。酒蔵通りには酒銘を刻んだ赤い煉瓦煙突が林立し、レトロな洋館や漆喰・海鼠壁の土蔵造りの酒蔵が建ち並ぶ。「亀齢」を醸す亀齢酒造もそうした蔵元のひとつ。1868年創業で、酒銘は「鶴は千年、亀は万年」の諺にあやかり、長命と繁栄を願って名付けられたという。酒質は甘口の酒が主流の地元西条にあって、独自の個性を打ち出した辛口志向。柔らか甘口が多い広島でも3本の指に入る辛口酒で、キレのよいスッキリ辛口を代々貫いている。 地元の晩酌酒として人気の「亀齢 辛口純米八拾」は、精米歩合80%で仕込む純米酒。使用米の「中生新千本」は食用米としても広島では人気の高い米。仕込み水は昔からの井戸で汲み上げる龍王山の伏流水で、蔵の前にある万年亀(まねき)井戸からはその水が流れ出ている。全国新酒鑑評会では度々金賞を受賞、平成29酒造年度も受賞している。







